サステナビリティの考え方

木材の有効活用を通じて社会に貢献する

「木」を加工して作られる木材の多くは住宅建材などに活用され、古くから身近なところで私たちの暮らしを支えています。
近年では、世界的な平均気温の上昇に伴って自然災害が激しさを増すなど、環境課題の深刻化を背景に、環境負荷の少ない天然資源である木材の用途における多様化の推進に期待が寄せられております。
わたしたちは、創業以来「英知を結集して独自の商品を創造し社会に貢献すること」という経営理念に基づき、独自の技術で「木」から住宅建材をはじめとする価値のある木材を生み出す技術を追求し、その普及を通じて人々の暮らしに欠かせない社会インフラの支えに貢献してきました。この技術をしっかり継承するとともに社会・環境ニーズに即した技術の開発を通じて新たな木材の可能性を創り出すことで社会に貢献し続けることを目指しています。

森林環境の循環に貢献する

「木」は、成長過程において大気中のCO2を吸収し、燃やさない限りCO2を固定化する性質を持つとされております。この循環可能な天然資源である「木」を育む森林は、CO2の削減だけでなく水資源の確保や生物多様性に資することに加えて、土砂災害や洪水などの自然災害による被害の抑制を通じて人々の生活の安全を守る役割を持つとされていることから、豊かな森林環境を維持することは多様な面において環境保全に有効であると考えられております。
この森林環境を効果的に維持するためには「木」を「伐って、使って、植えて、育てる」循環が有効に機能する体制の構築が必要だと考えられています。わたしたちは、「木」を様々な用途に資する木材に加工する技術を開発し、その普及を通じて木材の有効活用を促すことで森林環境の循環に貢献します。

持続的な森林環境の循環

社会的責任を果たす

現在、わたしたちの暮らす地球において気候変動や生物多様性の喪失、天然資源の枯渇などの環境課題、児童労働や貧困の格差拡大をはじめとする社会課題の顕在化を背景に、持続可能な世界を実現するために取り組むべきテーマと目標を定めたSDGsが国連で採択されています。
SDGsは国家や思想の枠を超えた世界的な取り組みである一方、木材の有効活用に資する技術の開発および普及によって森林環境の循環への貢献を目指す私たちのサステナビリティの考え方と関連する目標があると認識しております。
私たちは、サステナビリティの考え方に基づき、企業活動を通じてSDGsの達成へ貢献してまいります。

SDGs