合板機械事業

「乾かす」「熱圧する」「研ぐ」
独自の技術をご評価いただいております

原木から削り出した複数の板(単板)を貼り合わせて作られる“合板”。
わたしたちはその製造工程において、とくに「乾かす」「熱圧する」技術に加えて、原木を削る刃を「研ぐ」技術を得意としています。

合板の製造工程

研ぐ原木から合板の元となる単板を削る「刃」を研ぎ、最適な状態を保ちます。

ARTESAⅡ(V95-AA)

刃の形状にこだわった超仕上げナイフ研磨機

ALTESAⅡ

独自の技術であるエアーバランス機構によって、ランド幅2/100mmを実現します。

ALTESAⅡ

“ならい研磨”による角度設定は、樹種に合わせて最大39パターンの保存が可能です。

ALTESAⅠ

高い冷却性能によって摩擦熱による刃の膨張を抑えることで、2,750mmの刃に対して5/100mmの真直度を再現します。

ALTESAⅠ

砥石の回転方向(Up、Down)を自動制御することで無駄なく最適な仕上がりを実現します。

当社の誇るナイフ研磨機で「研ぐ」ことによって切れ味と耐久性を両立した「刃」は、樹種や原木の状態による影響を最小限に抑え単板の品質を均一に保つことに加えて、研磨による工場の停止時間を短縮することで全体的な作業効率の向上に貢献します。
高い冷却効果と緻密な電子制御によって、刃の真直度を徹底的に追求した“高精度ナイフ研磨機アルテサⅠ”、機械を設置する足場の設置を含めた緻密な設計に加えて、当社独自のエアーバランス機構によって研磨圧力を安定させることで刃の表裏に多段の角度形成を可能とする“超仕上げナイフ研磨機アルテサⅡ” を備えており、両機による“ナイフ研磨”の技術は国内でも屈指の精度を誇っています。

乾かす原木から削り出した単板をボイラーから生み出した蒸気と熱(160℃~180℃)によって乾燥させます。

ロールジェットドライヤー(SRJ-125-AC)

当社独自の技術により6,200mmのワイドボディの実現により、生産効率を大きく向上させるロールジェットドライヤー。

ロールジェットドライヤー(SRJ-125-AC)

cRu機構はロール幅6,200mmのワイドボディを実現しながら単板にかかる圧力の均一化により割れや反り、厚み減りを抑制します。

ロールジェットドライヤー(SRJ-125-AC)

ドライヤーユニット毎に製造し現地へ搬入・組み立てを行う構造により、機械設置にかかる工期を大幅に短縮します。

ロールジェットドライヤー(SRJ-125-AC)

単板の挿入速度が速いバキューム式プリフィーダは厚みセンサーを備えており、2枚同時等誤挿入を検知・防止します。

ロールジェットドライヤー(SRJ-125-AC)

乾燥後の単板に傷をつけない伸縮式のスタッカーは搬送にかかる省人化に貢献するとともに集塵設備等の設置も必要ありません。

原木から削った”生”の単板をボイラーの熱を用いて乾燥させる工程は、板と板の接着性や収縮率に影響する重要な工程です。
当社のロールジェットドライヤーは板を送るロールのたわみを抑制し、単板にかかる圧力を均一化する独自のcRu機構の採用により、ロール幅6,200mmのワイドボディを実現しています。これにより一度に乾燥させる単板の数を増やし、生産効率の大幅な向上を実現します。また、ユニットごとにあらかじめ当社内で組み立てる構造は、機械の設置期間を大幅に短縮することで早期の操業に貢献します。
お客様の利便性を考慮し、ドライヤー本機への単板挿入および加工(乾燥)後の単板のストック機能を持つ機械を直結したドライヤーシステムをご提案いたします。

熱圧する110℃~130℃の温度かつ一定の圧力をかけて圧縮することで接着剤を熱硬化させて成形します。

アコーディオンプレス( P25-AB )

当社独自の技術によって熱圧工程において画期的な進化をもたらす横型アコーディオンプレス

アコーディオンプレス( P25-AB )

“高さ”による制約を受けない横型アコーディオンプレスは最大で140段(開口部)の設置が可能です。

アコーディオンプレス( P25-AB )

油圧による横方向からのプレスは板にかかる圧力を均一化し厚みのムラや部分的な剥離等を抑制します。

アコーディオンプレス( P25-AB )

操作性の良いタッチパネルを搭載した本機は電子制御による自動運転が可能です。また、合板のサイズや厚みなどパターンの登録によりシチュエーションに合わせた変更もスムーズです。

アコーディオンプレス( P25-AB )

プレス本機への単板の誤挿入(2枚挿入など)を抑制する分離・検知機能を備えた自動挿入機は単板の厚みにも幅広く対応します。

“熱圧”は接着剤を塗布した単板を重ね、熱を用いて圧着することで製品の強度と安定性を高める大切な工程です。当社独自の技術である“横型”アコーディオンプレスは、従来の“縦型”と比較して板にかかる圧力を均一にすることで板1枚1枚の厚みのバラつきを抑制し最適な歩留まりを実現します。また、基礎ピットの造作を必要としないので設置におけるコストを低減するとともに、高さによる制約を受けることなく機械1台に対して大幅に段数を設けることができる“横型”の機構は生産性の向上に大きく貢献します。
単板の挿入および加工後の積載を自動で行う当社の“横型アコーディオンプレス”システムは生産工程における省人化にも貢献します。